パートナーとしての犬
パートナーとしての犬
現代社会において、犬は「家畜」でも「愛玩動物」でもなく、人の生活の
中で最良のパートナーになりつつあります。
盲導犬や介助犬のように、社会的任務をみごとに務める犬はいうまでも
なく、ひとり暮らしの人の心の支えであったり、家族の中での末っ子で
あったりと、犬は今や人間と日常生活をともにする「伴りょ」といえる
存在です。
ともに生活する伴りょである以上、私たちが社会の最低限のマナーを
犬にも教えるのは、当然のことです。
親は自分の子どもが社会で迷惑をかけない人間に育ってほしいと願い、
しつけをします。犬も同じです。
もしもその犬が家の中だけで生活しているのであれば、社会のマナーを
教える必要はないかもしれません。
それでも家族の一員としてのしつけが必要ですし、もし吠える声が外に
もれたり、来客時にうるさく鳴いたりしたら、ともに暮らすことが
できなくなります。
今、犬は人間社会の中でしか生きられません。帰る自然がないのです
から、社会に受け入れられるよう最低限のしつけをすることは、犬との
楽しい暮らしに欠かせないだけでなく、社会に対する最低限の義務で
あり、犬という種族の命に対する最低限の責任です。